局所的なアレルギー反応 〜基本的には命に関わる副作用ではありません〜
局所的なアレルギー反応 例①
『ムーンフェイス』という顔の腫れ目の周り、口の周りの腫れにご注目ください。
写真でもわかるくらいに赤くなって腫れています。非常に代表的なアレルギー反応です。もし発生してしまったらワクチンやフィラリア予防の種類を変更する、または次回ワクチン・プロハートの接種を回避し、抗体検査などに切り替えるなどの措置が必要です。
『ムーンフェイス』はびっくりするものの死に至る可能性は非常に低いです。
局所的なアレルギー反応 例②
『ムーンフェイス』という顔の腫れ 〜2頭目〜
眼の周りが特に強く腫れています。
イメージしやすいように他の写真をご用意しました。
局所的なアレルギー反応 例③
『蕁麻疹』主に顔の周りに発生します。
わんちゃんではあまりないようですが猫ちゃんではこの『蕁麻疹型』がよく起こるとのことです。
この場合も死に至る可能性は非常に低いです。
これらがワクチンやプロハートの副作用のうちの局所反応といわれるものです。
局所反応の場合基本的には死に至ることはないのですが念のためできるだけ早く当院にご連絡ください!
全身性のアレルギー反応 〜命の危険がある場合も!よくお読みください!
全身性の副作用 アナフィラキシー
*全身性の副作用である『アナフィラキシー』は非常に恐ろしい副作用であるものの、
発生率は15000分の1と非常に低いです。
*幸いにも当院では今のところ経験しておりません。
*『ムーンフェイス』や『蕁麻疹』のような特徴的な見た目はありません。
・ぐったりして動かない。
・呼吸が早くおかしい。
・横になってしまっている。
・全く動きたがらない。
などの『ショック状態』の症状です。
非常に危険ですのですぐにご来院お願いいたします。
全身性の副作用 非常に軽度な症状
*ワクチンの副作用のうち非常に軽度な症状をご紹介します。
*軽度な副作用はワクチンによる免疫系の異常というよりは、
『病院に来院したストレスで体調を崩してしまった』という認識が正しいようです。
*これらの副作用で症状が軽度な場合は様子を見て構いません。
・軽度な下痢
・嘔吐(1-2度程度で吐き気がおさまる場合)
・いつもより少しだけ元気がない
・いつもより少しだけ食欲がない
・なんとなく眠たそう などです。
*これらの症状はアレルギー反応というよりも来院によって体調を崩した可能性が考えられます。
*再度来院することにより症状が悪化してしまう可能性がございます。
症状が軽度な場合はこのままご自宅で様子を注意深く観察してあげてください。
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